アシストのアシスト
こんにちは、ヒューガです。
今回は「アシストのアシスト」について語ろうと思う。
この言葉は、僕が勝手に作った造語で実際には存在しない。
また、明確な定義がある訳でもない。そんな記事なので「また、語っちゃってるよ」と言ったスタンスで読んでくれると有難い。
アシストのアシストとは
- シューターがフリーでミートし、シュートが打てる状況を作り出すスクリナー
- “意識的に”アングルを変えるなどで、アシストを引き出す、アシストひとつ前のパス
- ディフェンスを収縮させたり、陣形を崩すボールサイドカットなどのランニングプレー
他にもたくさんあるだろうが、僕の考えるアシストのアシストとは上記の3点である。
今日の日本のバスケの試合では、アシストのアシストをいくら頑張っても、個人スタッツに記録されることはない。チーム事情によっては、「ほとんどボールに触れず、ただ走り、身体を張るだけ」と思っていたり、思われてしまっているプレーヤーがいるかもしれない。しかし、僕のように身体能力が低く、自身の力だけではマークマンを振りきる事が困難なプレーヤーにとっては有難い事この上ない。
また、アシストのアシストを一生懸命に「チームの勝利の為に」と献身的にできるプレーヤーを僕は尊敬している。
好きな選手の言葉
オレを使え・・・赤木がスクリーンをかけてくれる・・・オレがオープンになるぞ・・・見逃すなよ・・・!!
スラムダンクファンには説明不要かもしれないが、僕の好きなシーンのひとつでもあるので、簡単に。
全国大会2回戦のVS山王戦。後半も中盤に差し掛かったところで、20点差と大きく点差を開けられて劣勢に追い込まれる湘北。三井の連続3ポイントシュートで息を吹き返すのだが、そのきっかけとなったシーンである。体力の限界を超えていた三井は、自身の力ではマークマンの松本を振り切ることが出来ない。また、主将の赤木もオフェンス面では、マークマンの河田に抑え込められていた。「チームの勝利の為」にいまの自分にできる事を考え、スクリナーになる事を選択した赤木。シュートを決めた三井も凄いが、献身的にチームを支えた赤木に感銘を受けた。また、はじめて描かれた2人のスクリーンプレーの描写に鳥肌が立ったことを鮮明に覚えている。
ドレイモンド(グリーン)。君は最高のスクリーンをセットしてくれる。君とボス(アンドリュー・ボーガット)は、僕を含めて自分たちのことを“ステファン・カリーとスクリーンセッターズ”と呼んでいるね。
2014-15シーズンMVP受賞スピーチより ステファン・カリー選手
僕の大好きなチームのひとつでもある、NBAのゴールデンステイト・ウォリアーズ。
スプラッシュブラザーズと呼ばれ、チームの中心でもあるステファン・カリー選手とクレイ・トンプソン選手は揃ってスクリナーへの感謝の言葉を口にしている。
三井寿やカリー選手・トンプソン選手のように、巧みにアウトサイドシュートを決め続ける選手は凄いと思う。もちろん、想像を絶するほどの努力を続けてきたのだろう。しかし、活躍の陰には支えてくれている人などがいる。その事を忘れていない姿に感銘を受けた。僕もこれからもバスケに携わる人間として、こうした姿は見習っていきたい。
また、このような人材を育てていきたいと感じた今日この頃である。