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basketballcoach’s blog

~下手くそ選手がコーチを目指す~

Basketballcoach's BLOG

~下手くそ選手がコーチを目指す~

ビハインド・ザ・バックパスは有用か?

こんにちは、ヒューガです。

今回は、「パス」について書こうと思う。

テーマは、『ビハインド・ザ・バックパスは有用なのか?』である。

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 はじめに

皆さんは、「ビハインド・.ザ・バックパス」をご存知だろうか?

その名の通り、片手でボールをコントロールし、身体の後ろ側(=背中)をまわして出すパスの事である。

 

僕が学生の時に、NBA選手のジェイソン・キッドやジェイソン・ウィリアムス、スティーブ・ナッシュなどが用いていた上級者のパス。

 ディフェンスの視野からボールを隠すことが出来るため、ボールへの反応や判断を遅らせることが出来る。

それに、成功するとカッコイイ!!

 

ナルシストのたまり場だった我が部活では、このパスが大流行。

皆がこぞって練習し、ここぞとばかりに披露した。

 

しかし、僕は、このパスを多用する選手を毛嫌いし、嫌悪感すら感じるようになっていった。

 

パスの役割

そもそも『パスの役割とはなんだろうか?』と考えた時に、僕は情報共有ツールのひとつだと考えている。

パススピードや投じる場所を変えることで、ディフェンスの位置や次に起こしてもらいたい行動などを情報として盛り込んでいる。

 

皆さんも味方にパスを出したのに『なんでシュート撃たないんだ?』と思った事はないだろうか?(←これはパスにシュートを撃てと情報を込めている証拠)

 

逆に、パスを受けて『こんなひどいパスじゃシュート撃てないよ』と思ったことはないだろうか?(←これはパスの出し手と受け手で次の行動の共有が図れていない事が原因)

これはいずれも、「パスには情報を込められる事」と「受け手と次の行動を共有できる事」を表している。

 

本題『ビハインド・ザ・バックパス』は有用なのだろうか?

僕は、パスを出す際に大切にしている事が二つある。

  1. ミスをしない。あるいはミスする可能性が低い方法を選択する。
  2. パスに情報を込め、受け手と行動の共有化を図る。

しかしながら、ビハインド・ザ・バックパスでは、上記ふたつのうち、どちらもクリアできていないと考えている。

 

ビハインド・ザ・バックパスが、高度なスキルを要し、上級者のパスである事からも分かるように、ミスのリスクは格段に上がってしまう

また、パスの出所が分からなくなるので、受け手との情報共有も困難になってくる。

 

ここまで否定しておきながら、話すのが恥ずかしいのだが、僕も全くこのパスを使ってこなかった訳ではない。

レイアップの瞬間、ビックマンに立ちはだかられ、シュートもパスコースも塞がれてしまった。仕方なくボールを背中側を回すと、味方のユニフォームが見えた。その方向に放り投げると、たまたまパスが繋がり、会場からは『お~ぉ!』とどよめきと歓声が上がった。

 

「緊急の危機回避技術としては、有用なのかもしれない」と思った一場面であった。

 

最後に

結局のところ、自分ではビハインド・ザ・バックパスの有用性を判断できかねている。

しかし、一個人の感想を述べるとしたら、このパスを独りよがりで、カッコつける為に多用する選手は嫌いである。

先に述べたように、僕はパスの大切な役割として『味方との情報共有』があると考えている。その為、自身がチームコーチになった時には、パスの役割についてもしっかりと教えていきたい。

また、同じようにパスミスを犯したとしても、チェスト・パスとビハインド・ザ・バックパスとでは味方に与えるダメージが異なってくると思っている。

 

以前、フローターシュート(ティアドロップ)を初めて見た時にも、同じような感覚に陥ったことを覚えている。

『シュートを適当に放り投げて、完全にオフェンスの負けじゃん』と思っていた。

しかし、今では高いブロックをかわす為の技術として確立され、このシュートが上手な選手の決定率はかなり高い。

 

今までは、試合中に見る機会の少なかったビハインド・ザ・バックパスだが、『技術が発達するにつれ、スタンダードになっていくのかもしれない』とも思っている。

ビハインド・ザ・バックパスがうまく決まると会場が沸くように、周囲の目を引くかっこいいスキルではあると思っている。

 

日本国内におけるバスケットボールは、競技人口が多い割には、野球やサッカーのように広く世間一般には浸透していない(B.LEAGUEが始まったとは言え、まだ成功しているとは言えない段階であることは明白だろう)。

今後、バスケ界の発展にはこうした『かっこいい』という視点も大切なのかも?と考え始めた今日この頃である。

 

 
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