シュート力向上委員会
こんにちは、ヒューガです。
ふざけたタイトルで始まった本日の記事。
しかし、皆さんも『シュート力を上げるにはどうしたら良いのだろう』などと考えた事はないだろうか?
僕は毎日のように考えている。そして、不定期ながらもシュート力向上の見解を持った人間で集まり、会合を開いている。
体育館以外の場所で集まり、本気で、暑苦しく、『シュート力向上』をキーワードに語り合っている。(体育館以外で行うのには訳があり、シュートに対して理論的アプローチから向上を図りたいと考えたからである)
シュートはセンスで決まる!?
僕が学生時代に言われていた言葉『シュートにはセンスが必要だが、ディフェンスに必要なのは努力のみだ』
いろいろと解釈の仕方はあると思うのが、本来は努力を促す言葉であったり、ディフェンスの必要性を謳った言葉なのだろう。
僕も『ディフェンスを頑張れば試合に出してもらえる』との思いから、一生懸命に練習したのを覚えている。
しかし、それと同時に天邪鬼な僕には一つの疑問が浮かんだ。
はたして本当に『センスのない僕はシュートが上手くなれないのであろうか』
そこで、そんな疑問に立ち向かうべく自分自身を使って検証すると決めた事がすべての始まりだった。
見えてきた共通点
『シュート力を向上させる』そう決めてからは、シュートが上手な人のプレーを、たくさん見るようにしてきた。すると、自分なりにだが、いくつかの共通点を見出すことができた。
共通点①…力みのない綺麗なシュートフォーム
中学生時代から実業団や大学生の試合を見るのが好きだった僕。いろんな人のシュートフォームを見て、研究したり、真似したりしたが、安定してシュートが入る人は皆、フォームに力みがなく、綺麗だった。
逆に言うと、シュートを安定的に決めるためには、綺麗なシュートフォームが必須だと考え、よく鏡の前で素振りを行っていた。
野球で言う素振りやシャドーピッチングのような感じで、ボールを持たずに、ただひたすらに鏡の前でフォームの確認をしていた。
当時は『アイツは何をやっているんだ?』とか『見た目ばかり気にしちゃって…ナルシストだな』などと後ろ指刺され、笑われた事を覚えてる。
しかし、これを繰り返すことで、身体から余計な力が抜けて、自分にとって理想的なシュートフォームに近付けた感覚があった。
共通点②…高いアーチとバックスピン
NBAやB.LEAGUEなどのハイライトでよく見る、3P成功のシーン。
必ずと言っていいほど、アーチが高く放たれたシュートで、バックスピンのかかったそのボールは、綺麗な放物線を描きながらゴールに吸い込まれていく。
レジー・ミラーやレイ・アレン、最近の選手だとステフィン・カリーやクレイ・トンプソンなどのハイライトを見ると分かって頂けると思う。
日本人選手だと、折茂選手・岡田選手、最近だと金丸選手・辻選手など。
これを見て、綺麗なバックスピンをかける事と距離よりもアーチの高さを一定にする事を意識してシュートの練習を行っていた。
共通点③…シュータータイプが持つ独特のリズム
これに至っては完全に僕の私感でしかないのだが、シュータータイプの人間かどうかはフットワークやドリブルワークを見ていると分かったりもする。
※ガードタイプは相手のリズムを崩したり、自分のリズムを悟られないように、小刻みに変化をつけているように感じる。逆にシュータータイプは自分の中にある一定のリズムを大切にしていて、崩さないように努めているように感じる。
シューティングを見ると『やはり彼がシューターだよね』と当たっている事が意外と多い。
大切なのは撃つこと、撃ち続けること
皆さんもマッチアップ相手のシュートを見て『あぁ、この人はシュート入らないな』と思ったことはないだろうか?
逆に『この人のシュートは入る』と思った事もあるだろう。
それほどまでに、シュートフォームやアーチ、綺麗なバックスピンは重要、かつ、相手に与える情報量がとても多いと考えている。
アウトサイドシュートが上手な人の共通点に気付いてからは、練習時に意識する点も変わってきた。
以前は『シュートが入った』『外れた』などの結果だけに一喜一憂していたのだが…。
もちろん結果も大切である。
だが、それと同じくらいにシュートに入る前の過程やシュート動作自体が大切だと気付いた。
入ったとしても悪いシュート、外れたとしても良いシュートが存在する。
なんのセンスも才能もなく、身体能力が高い訳でもない僕が、『アウトサイドシュートが得意です』と答えられるようになったのは、こうした考えと練習の成果だと思っている。
月並な事を言うと、『練習は決して裏切らない』
また、少し行き詰ってきたら、シュート力向上に対して、違うアプローチも良いのではないだろうか?
今後も、自身の経験や会合での話し合い結果などを嚙み砕きながら伝えていきたいと考えている。